top of page
Dst3.jpg

​アンテロープキャニオン

​Antelope Canyon

🔸アリゾナ州

​🔸ナバホ居留区/Navajo Reservation

アンテロープキャニオンってこんなところ

今やアメリカ西部の観光地でグランドキャニオンの次に人気が高いのがアンテロープキャニオンです。アメリカの国立公園の指定を受けるわけでもなく他のキャニオン(渓谷)のように雄大な景色があるわけでもなく、10年ほど前までは世の中の大半の人が知る事のない土地でしたが、渓谷内に広がる色鮮やかで神秘的な景観はSNSの普及とともに瞬く間に世界中に拡散され多くの人を魅了しました。アンテロープキャニオンはアリゾナ州の北部に位置しており、一帯に広がる先住民ナバホ族の居留区内の一部としてナバホ族によって管理・運営がされる特殊な観光地です。この美しい自然の造形はかつて砂漠だった砂丘が岩となった砂岩層に亀裂が入り、時折まとまって降る雨が引き起こす鉄砲水が亀裂に流れ込んでスロット(溝)を作り出し、そしてその溝がさらに削られて渓谷になったことで出来上がりました。狭い岩の隙間で水が複雑な流れをなす事により渓谷内はコークスクリュー(らせん)状に侵食を受けました。当初は決まった地名がなく渓谷の形状からスロットキャニオンやコークスクリューキャニオンと呼ばれましたが、先住民の少女が初めてこの場所を見つけた時にアンテロープ(鹿の種類の動物)が渓谷の中で暑さをしのいでいたことからアンテロープキャニオンと呼ばれる様になり、現在はそのアンテロープキャニオンという名前が最も知られています。この渓谷は1つのウォッシュ(砂漠の水無し川)に沿って2か所に分かれており、それぞれ川の上流側に位置するアッパーキャニオンと下流側に位置するローワーキャニオンと呼ばれています。

アッパーアンテロープキャニオン

アッパーアンテロープキャニオンへは通常ナバホ族の運営する現地ツアーに参加をすることでアクセスできます。許可を持つ数社のナバホ族のジープツアーの車に乗り込むと、砂漠のオフロードを片道15〜20分ほど走って渓谷の入口へと向かいます。そこからは高低差のない渓谷内をナバホ族のガイドに付いて15名前後のグループ単位で歩いて観光します。渓谷のスケールは全長約200メートル、深さは約40メートルです。狭くてうす暗い渓谷内を往復して歩く途中で上からの太陽の光が途中の岩に何度も反射して下りてくる際、もともと鉄分を多く含んで赤みのある岩の色がより鮮やかなオレンジ色に輝いて見えます。天気の良い夏場の正午前後の時間帯には、太陽光線がスポットライトのように渓谷内に下りてくる「ビーム」が見れるのもこのアッパーキャニオンです。

ローワーアンテロープキャニオン

ローワーアンテロープキャニオンでは、車を駐車場に止めたらそこから歩いてアクセスすることができます。こちらもナバホ族で許可を持つ2社が催行する約1時間半のツアーに参加し、ナバホ族のガイドの案内で渓谷の中に入ります。アッパーキャニオンとは違って長い階段や梯子を上り下りして台地の隙間に潜っていく感覚です。渓谷のスケールは全長約400メートル、深さ約25メートルです。アッパーキャニオンと比べて渓谷が浅いことから太陽光線のビームはなかなか発生しづらいですが、渓谷内が全体的に明るく幻想的なほど鮮やかに輝く箇所がいくつもあるので人物を入れて渓谷内の写真を撮るのに向いていたり、岩にできる幾重にも重なった色のミルフィーユを撮影することができるなど楽しみが多いです。また梯子などを上下して渓谷内を進むのでよりアドベンチャーな気分を味わう事ができます。

bottom of page